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「婚約」とは、ふたりが将来的に結婚する事の約束を交わす事をいいます。
婚約スタイルとして一般的なのが、日本の伝統的な儀式である「結納」とされていますが、最近では儀式や習
慣に対しての価値観の変化、経済的な負担が大きい事などにより、結納をせずに両家の顔合わせを兼ねた食事
会だけをされる方が増えてきています。

両家の顔合わせ

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お互いの両親が顔を合わせる機会は案外少ないもの。特に実家が遠方の場合だと「顔合わせ」と「挙式当日」の 2 回だけという事も珍しくありません。せっかくの機会なので、しっかりコミュニケーションをとり、結婚式に対しての価値観や挙式のイメージなどを共有しておきましょう！　

■CHECK
特に決まった形式もないので、両親だけでなく兄弟姉妹も同席してもらう事も OK です。
この機会に両家の交流を深めましょう。

両家が集まりやすい「場所」を決める

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顔合わせ食事会は、結婚を考えるふたりの家族が初めて対面する場となります。
落ち着いて会話ができるよう個室のあるレストランや料亭、ホテルなどを利用される事が一般的です。

【 レストラン・料亭 】
レストランは、顔合わせ食事会を開催する一般的な場所の一つです。フォーマルな雰囲気の高級レストランか
らカジュアルな雰囲気のカフェまで、多種多様な選択肢があります。料理やサービスを楽しむことができ、会
話が弾む場合が多いです。

【 結婚式場 】
結婚を計画している会場で顔合わせ食事会を行うこともあります。これにより、二人の家族や関係者が結婚式
の雰囲気を感じ取ることができ、結婚式の打ち合わせなども同時に行うことができます。

【ホテルの宴会場】
大規模な顔合わせやフォーマルな雰囲気を求める場合、ホテルの宴会場を利用することがあります。こうした
場所では、専門のスタッフがサポートし、食事やサービスが提供されるため、運営がスムーズに行えます。

■CHECK
特に決まった形式もないので、両親だけでなく兄弟姉妹も同席してもらう事も OK です。
この機会に両家の交流を深めましょう。

食事会の費用はどちらが支払う？

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食事は、洋食や和食などのコース料理が一般的とされますが、食事代は、1 人あたり 7,000 ～ 10,000 円ほどが
平均予算とされている方が多いようです。
また料金の支払については、両家で折半するするのが一般的とされていますが、最近では新郎新婦が両家の親
を招待するケースも目立ちます。
いずれにせよ、あらかじめふたりで支払方法についてどうするかを決めておき、当日は男性が支払うとスマー
トです。

当日の服装について

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一般的にはフォーマルすぎずカジュアルすぎない程度の服装が好まれます。清潔感があり、上品で適切な服装
を選ぶことで、礼儀正しさや尊重の意を示すことができます。どのような服装にするかについては、新郎新婦
が窓口となって話し合っておくとよいでしょう。

■CHECK
【 男性 】
スーツやジャケットにネクタイを合わせたフォーマルな服装が適切です。ただし、あまり厳密にフォー
マルなスーツでなくても構いません。最近ではお店の雰囲気にあわせ、少しラフな服装で食事会をさ
れるケースもありますが、サンダルなどのカジュアルすぎる靴は避けましょう。

【 女性 】
ドレスやスカートスーツ、パンツスーツなど、フォーマルながらも女性らしい服装が好まれます。
肩を覆うような上着やカーディガンを持参すると、会場の温度調節がしやすくなります。
アクセサリーやメイクは適度に控えめにし、清潔感や上品さを演出しましょう。

手土産は必要？何を選んだらいいの？

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顔合わせ食事会は、新しい家族の出会いと結びつきを祝う場です。手土産を持参することで、相手の親へ感謝
の気持ちを表現し、両家の絆を深めることができます。
手土産の相場は 3,000 円 ~5,000 円ほどとされ、中価格帯のものが相手に気を遣わせず喜ばれやすい価格帯です。

■CHECK
手土産は地元の特産品や銘菓、縁起物などを意識して選ぶと良いでしょう。手土産選びに
迷った場合に備えて、事前に相手の家族の好みをリサーチしておくのがおススメ。

記念品のお披露目・交換

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婚約指輪や時計などの婚約記念品を用意している場合は、その場でお披露目や交換をおこないます。婚約指輪
をお披露目する場合は、その場で男性が女性の指につけて見せるとセレモニー風となり盛り上がるでしょう。

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食事会当日の進行例

進行	内容
開会のあいさつ	新郎または新郎父からあいさつ 【新郎】 本日は私たちの婚約にあたり、お忙しいなかお集りいただき有難うございます。 私たちの家族が初めて顔を合わせ、お互いに親しくなるきっかけとなるこの食事会を開催できるこ とを、とても嬉しく思っています。本日はどうぞ宜しくお願いします。
家族の紹介	新郎側から家族について紹介し、後に新婦側といった順番。 新郎新婦から、父→母を紹介し、新郎新婦が間を取り持つようにしましょう。 【新郎】 私たちの家族をご紹介させていただきます。まずは父の○○、隣が母の○○です。そして隣が妹の○○です。
婚約の記念品 お披露目・交換	まず新郎が記念品を新婦に贈り、新婦がお返しする流れとなります。 【新郎】 婚約の印として、私から○○さんへ、記念品を贈らせていただきます。 【新婦】 有難うございます。幾久しくお受けいたします。
食事会・歓談	両家の親睦をはかりながら、結婚式や新生活などについて 報告や相談をおこないましょう。
結びのあいさつ	新郎新婦それぞれ、もしくは新郎父から結びのあいさつをおこないます。 【新郎】 本日は有難うございました。至らぬ点もあるかと思いますが、今後とも宜しくお願い致します。 【新婦】 こちらこそ、末永くよろしくお願いします。

愛と絆を育む婚約と顔合わせ食事会は、新しい一歩を踏み出すカップルと家族にとって、結つきを祝う素晴らしい機会です。
これらの特別な時を通じて、新たな家族の絆が深まり、幸せな未来への道がより明るく輝くことでしょう。
これから始まる新たな旅路が、幸せと満足で満ちたものとなることを願っています。